ブック担当者イチオシ!『沖晴くんの涙を殺して』
津波によって家族を亡くしてしまった沖晴くんの感情(死神がかけた呪いと言われている)が踊場京香との出会いによって変化してゆく(呪いが解ける)という過程の物語です。生と死を目の当たりにした波乱万丈な人生の中でありますが、沖晴くんはいくつもの素敵な出会いに巡り合います。自分自身が物語の世界に入って泣いたり笑ったりと、大事なことに気付かされた一冊でもあります。沖晴くんと同世代の高校生から、普段喜怒哀楽を忘れてしまいがちな大人の方にまで幅広く読んでいただけるオススメな一冊です!(酒門店 S)
・タイトル/沖晴くんの涙を殺して
・著者/額賀澪
・出版社/双葉社